故人との思い出を持ち寄り「語る会」

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雲一つない青空が広がり、済んだ空気が気持ちのよい 11 月の祝日に、再開発の進む渋谷の街を見渡せるホテル高層階の宴会場には、年齢や役職に関係なくたくさんの人々が集いました。

新型コロナウイルス感染症拡大防止への配慮から最期のお別れができなかった故人の仕事仲間たち。
とにかく人と集まるのが大好きで、奥様がご旅行で不在の際には、仲間を集めてご自宅で大盛り上がりしたという故人様だからこそ、きちんとお別れの場を設けようという声が上がったのも自然な流れでした。

楽しかった思い出を持ちよりたいという皆様の想いを受け「お別れの会」ではなく、思い出を一緒に語らう時間を共有いただく「語る会」と題しての催行をラヴェールからご提案。
アメリカに在住の故人のお嬢様も参会されるとのことで、ご家族も知らない故人様の一面を知っていただけるよう、プログラムや会場の雰囲気にも配慮した温かい場を設ける事が出来ました。

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打合せ当初は緊急事態宣言を受けお酒を伴わない宴席の予定でしたが、お酒の席が大好きだった故人様への想いが通じたのか、 10 月には緊急事態宣言も解除。
感染症拡大防止の配慮がされた会場で、久々のお酒の席を楽しむ参会者たち。ホテル自慢の料理ととも に故人 様とのエピソードを披露したり、得意のハーモニカを演奏したりと思い思いの形で故人様を「想い」そして「語る」、笑顔あふれる会となりました。

楽しいひと時はあっという間に過ぎ、最後の締めくくりは故人のお嬢様からのお礼の言葉。
コロナ禍のために故人様の逝去時には帰国することができず、代わりに様々な手続きに奔走してくださったのが、会の主催者のお一人 でした。その 時の想いと感謝の気持ちを抑える事が出来ず、大粒の涙とともにアメリカで過ごした幼少期の故人様との思い出やプライベート秘話を披露。

最後には主催者をはじめとした参会者全員へのお礼と、家族も知らなかった意外な一面を知る事が出来たことへの喜びを言葉にしていただき、参会者の皆さまも目を潤ませる 感動のお開きとなりました 。

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東急ラヴィエール担当スタッフより

参会者の皆さまの絆がとても強く、故人様の人柄を感じられる素敵な会となりました。

引退後も故人様を囲んだ飲み会を定期的にされていたとのことで、同じような雰囲気でプロデュースさせていただき、タイミング良く緊急事態宣言も解除されたため、会の直前にアルコールを伴う内容に変更させていただきました。

晴れの特異日と呼ばれる「文化の日」が催行日であったため、見晴らし良い高層階の会場を提案し、狙い通りに晴天にも恵まれたため明るい雰囲気で会も進行。

和やかで笑顔があふれ、時には目を潤ませる瞬間もあり、会のお手伝いをしていた私たちも温かい気持ちになりました。