お母様の葬儀について、喪主であるご長男様より当初打ち合わせでは出来る限りシンプルにまとめてほしいと希望を頂いておりました。　

菩提寺に連絡をして、葬儀当日は導師の立ち合いなしで四十九日、納骨の際に読経をしてくれればいいと。

打ち合わせもご葬家様のご協力もあり順調にすすんでいました。
私どもとしても、非常にシンプルな提案をしつつご納得いただきながらの打ち合わせでありました。
打ち合わせも後半、お嬢様とお孫さんより「ラストメイクはしっかりとして、納棺の際にはお母さんが大好きだったユリの花を棺いっぱいにしてほしい」とリクエストをいただきました。

私どもからの提案では通常より抑えた形をとっていたのですが、ご葬家様の強い希望と感じ取りラストメイク、お花入れの儀を提案する事にしました。
　
納棺の際、ラストメイクでは生前の頃のお肌身の色を再生でき、お花入れの際にはご葬家様にゆっくりとお母様の周りにたくさんのユリを入れる事ができました。
私どもとしてもご葬家様のお気持ちにしっかりと寄り添う事ができ、喜んでいただくことができました。